
リモートワーク向けマウス・トラックボール!
在宅勤務の長時間化やオンライン会議、文書作成作業に伴い、適切なマウスやトラックボールの選択は、リモートワーカーにとって作業効率を左右する重要な要素となっています。本記事では、リモートワークに最適なマウス・トラックボールの選び方から、用途別おすすめ製品まで徹底解説します。
リモートワーカーにとってのマウス・トラックボールの重要性
リモートワークは、文書作成、ビデオ会議、複数アプリケーションの切り替えなど、精密な操作と長時間の使用を伴います。一般的なマウスとは異なり、リモートワーク向けのマウスやトラックボールには以下のようなメリットがあります:
- 手首の負担軽減
- 人間工学に基づいた設計で、腱鞘炎などの予防に効果的
- 精密な操作性
- 高DPI設定によるピクセル単位の正確な操作が可能
- カスタマイズ性
- 文書作成やWeb会議ツールに合わせたマクロ設定が可能
- 長時間作業の快適さ
- 疲労軽減設計で8時間以上のデスクワークも快適に
特にトラックボールは、限られたスペースでの作業や、マウスを頻繁に持ち上げることなく操作できるため、在宅勤務の小さなデスクでも快適に使えるリモートワーカーに人気があります。
リモートワークに適したマウス・トラックボールの選び方
1. 人間工学設計の重要性
リモートワーカーは一日に何時間もマウスを操作するため、手首や指への負担を軽減する設計が重要です。垂直型や傾斜型のエルゴノミクスマウス、または親指操作型のトラックボールは、RSI(反復性ストレス障害)の予防に効果的です。
2. センサー精度とDPI設定
文書作成やスプレッドシート、プレゼンテーション作成では、ピクセル単位の正確な操作が必要です。高精度センサーと調整可能なDPI(400〜16000DPI程度)を備えたモデルが理想的です。特にマルチモニター環境では高DPIが効率を上げます。
3. プログラマブルボタン
よく使うアプリケーションの起動やコピー&ペースト、ビデオ会議のミュート切り替えなどを割り当てられるプログラマブルボタンは作業効率を大幅に向上させます。最低でも5つ以上のカスタマイズ可能なボタンがあると便利です。
4. 接続方式
Bluetooth接続は複数デバイスの切り替えに便利ですが、レイテンシーが気になる場合は2.4GHz無線かUSB接続が安定しています。特にオンライン会議やプレゼンテーションでは安定した接続が重要です。
5. バッテリー持続時間
ワイヤレスモデルの場合、1日のリモートワークに耐えられる充電持続時間が必要です。充電式で40時間以上、乾電池式で3ヶ月以上持続するものが理想的です。
選定ポイント | リモートワークに最適な仕様 |
---|---|
人間工学設計 | 垂直型/傾斜型/親指操作トラックボール |
センサー精度 | 調整可能な高DPI(400-16000DPI) |
ボタン数 | 最低5つ以上のプログラマブルボタン |
接続方式 | Bluetooth/2.4GHz無線またはUSB有線(安定接続) |
バッテリー | 40時間以上の連続使用が可能なもの |
スクロールホイール | 無段階/高速スクロール対応 |
【2025年最新】おすすめのマウス・トラックボール13選
総合ランキングTOP5
リモートワーカーに最も支持されている人気モデルをランキング形式でご紹介します。
順位 | 製品名 | 特徴 | おすすめ度 |
---|---|---|---|
1位 | Logicool MX Master 3S | 万能性と高い操作性を兼ね備えたフラグシップモデル | ★★★★★ |
2位 | Logicool MX Vertical | 手首の負担を最小限に抑える垂直型エルゴノミクスマウス | ★★★★☆ |
3位 | Logicool ERGO M575 | コスパ抜群の親指操作型トラックボール、手首の負担を軽減 | ★★★★☆ |
4位 | Logicool MX Anywhere 3 | 携帯性と高性能を両立したモバイルワーカー向けマウス | ★★★★☆ |
5位 | Kensington Expert Mouse | 大型ボールによる精密な操作性が特徴のプロ向けトラックボール | ★★★★☆ |
用途別ランキング
トラックボール部門
- Logicool ERGO M575 – コスパに優れた親指操作タイプ
- Kensington Expert Mouse – 大きな55mmボールで精密操作が可能
- ELECOM DEFT PRO – 日本人の手に合わせた使いやすさ重視の設計
エルゴノミクス部門
- Logicool MX Vertical – 57°の自然な握り角度で腱鞘炎予防に最適
- Microsoft Bluetooth人間工学マウス – 手頃な価格で人間工学設計を実現
携帯性部門
- Logicool MX Anywhere 3 – どんな場所でも使える万能型コンパクトマウス
- Razer Pro Click Mini – 軽量設計と高性能を両立
- Anker 2.4G ワイヤレスマウス – 65gの超軽量で持ち運びに最適
コストパフォーマンス部門
- Anker 2.4G ワイヤレスマウス – 3,000円以下でも高い性能と信頼性
- Logicool MX Anywhere 3 – 高機能を備えながらも比較的手頃な価格
- Logicool ERGO M575 – コスパに優れた親指操作タイプ
Logicool ERGO M575 ワイヤレストラックボール


コストパフォーマンスに優れた親指操作型トラックボール。コンパクトなサイズながら人間工学に基づいた設計で、デスクスペースを取らずに快適な操作が可能です。リモートワークで長時間使用しても疲れにくい設計が特徴です。
リモートワーク向け特徴:
- 手首の動きを最小限に抑えるエルゴノミック設計
- 単3電池1本で最大24ヶ月の長時間使用が可能
- Bluetooth/2.4GHz接続に対応したデュアルワイヤレス
- コンパクトながら手にフィットする絶妙なサイズ感
Logicool ERGO S トラックボール


ERGO M575の上位モデルとなるプレミアムトラックボール。より洗練されたデザインと高精度センサーを搭載し、快適性と操作性を両立しています。手のひら全体で支えるデザインで、長時間のリモートワークでも疲労を最小限に抑えます。
リモートワーク向け特徴:
- 手にフィットする人間工学に基づいた設計
- より滑らかで正確な操作を実現する高精度センサー
- 8つのカスタマイズ可能なボタン
- USB-C充電式で環境にも配慮
Logicool MX Master 3S


リモートワーカーに圧倒的支持を得ているフラグシップマウス。精密な8,000DPIセンサーと静音クリックを搭載し、在宅勤務環境でも快適に作業できます。7つのプログラマブルボタンと電磁気スクロールホイールにより、長い文書もストレスなくスクロール可能。
リモートワーク向け特徴:
- アプリケーションごとにカスタマイズ可能なボタン設定(Word、Excel、PowerPointなど)
- 最大3台のデバイスをシームレスに切り替え可能
- 充電1回で最大70日間使用可能
- Darkfieldセンサーでガラス面でも正確に動作
Razer Pro Click Mini


携帯性と高性能を両立したリモートワーク向け高精度マウス。12,000DPIの高精度センサーと軽量設計で、カフェやコワーキングスペースでのリモートワークも快適に行えます。
リモートワーク向け特徴:
- 7つのプログラマブルボタンでOfficeアプリのショートカットを効率化
- 静音クリックスイッチで図書館やオフィスでも快適に作業可能
- Bluetooth/2.4GHzのデュアルワイヤレス接続
- 最大4台のデバイスを切り替え可能
Kensington Expert Mouse ワイヤレストラックボール


プロフェッショナルリモートワーカー向けの大型ボール搭載トラックボール。55mmの大きなボールと4方向スクロールリングにより、複雑なスプレッドシートやプレゼンテーション作成も思いのままに。手首への負担を最小限に抑え、長時間のデスクワークに最適です。
リモートワーク向け特徴:
- リストレスト付きで長時間作業でも疲れにくい
- 4つのカスタマイズ可能なボタンで定型文の呼び出しやアプリ切り替えが可能
- マルチモニター環境でのカーソル移動がスムーズ
- Bluetooth/有線接続の両方に対応
Logicool MX Vertical エルゴノミクスマウス


57°の自然な握り角度で手首のひねりを軽減する革新的な垂直型マウス。従来のマウスと比較して手への筋肉負担を最大10%軽減します。4,000DPIセンサーと6つのプログラマブルボタンで、リモートワーク作業の効率を向上。
リモートワーク向け特徴:
- 長時間のデスクワークでも手首の疲労を大幅に軽減
- カスタマイズ可能なショートカットボタンで文書作成効率アップ
- USB-C充電対応で急速充電が可能
- 最大3台のデバイスと接続可能
ELECOM トラックボールマウス DEFT PRO


日本メーカーELECOMが開発した高機能トラックボールマウス。中指操作タイプで自然な手のポジションを保ちながら、精密な操作が可能。長時間のデスクワークでも疲労を軽減する人間工学設計が特徴です。
リモートワーク向け特徴:
- 8つのプログラマブルボタンで豊富なカスタマイズが可能
- 高精度光学センサーで2,000DPIの精密操作
- 有線/無線両対応でデスク環境を選ばない
- 日本人の手に合わせた設計でフィット感抜群
Logicool MX Anywhere 3


外出先でのリモートワークに最適なコンパクト高性能マウス。どんな表面でも動作するDarkfieldセンサー搭載で、カフェのテーブルやソファの上でも快適に使用できます。
リモートワーク向け特徴:
- 最大3台のデバイス間でシームレス切り替え
- USB-C充電で1分の充電で3時間使用可能
- 6つのプログラマブルボタンで効率的な作業
- ガラス面を含むあらゆる表面で動作
Anker 2.4G ワイヤレスマウス


コストパフォーマンスに優れたエントリーモデルの決定版。リモートワーク初心者から上級者まで幅広く愛用されている信頼性の高いワイヤレスマウスです。
リモートワーク向け特徴:
- 単4電池2本で長期間使用が可能
- 2.4GHz無線接続で安定した動作
- 5つのボタンで基本的なカスタマイズに対応
- 軽量で持ち運びにも便利
ELECOM EX-G PRO トラックボール


ELECOMの最上位モデル高機能トラックボール。親指操作タイプで直感的な操作が可能。リモートワークでの長時間使用に配慮した人間工学設計と豊富なカスタマイズ機能を搭載しています。
リモートワーク向け特徴:
- 8個のプログラマブルボタンで豊富なカスタマイズ
- 1000万回高耐久スイッチ
- 有線/無線接続の両方に対応
- 取り外し可能なボールで簡単メンテナンス
用途別おすすめ製品ガイド
長時間デスクワークにおすすめ
一日8時間以上のデスクワークを行うリモートワーカーには、人間工学設計と手首への負担軽減が最も重要です。
- Logicool MX Verticalエルゴノミクスマウス
- 垂直型設計で手首の負担を大幅に軽減
- Logicool ERGO S トラックボール
- 手首を動かさずに操作でき、角度調整も可能
精密な文書作成・表計算におすすめ
細かい表の編集やピクセル単位の操作が必要な業務には、高DPIと精度調整機能が重要です。
- Logicool MX Master 3S
- 8,000DPIセンサーと精密なスクロールホイール
- Razer Pro Click Mini
- 12,000DPIの高精度センサーで微細な操作も可能
外出先でのリモートワークにおすすめ
カフェやコワーキングスペースなど、場所を選ばず作業するリモートワーカーには携帯性が重要です。
- Logicool MX Anywhere 3
- 軽量コンパクトでどんな表面でも動作
- Razer Pro Click Mini
- 薄型軽量設計でバッグにも収納しやすい
- Anker 2.4G ワイヤレスマウス
- 軽量65gで持ち運びに便利
マルチデバイス環境におすすめ
複数のPC/Macを使い分けるリモートワーカーには、デバイス切替機能が便利です。
- Logicool MX Master 3S
- Flow機能で最大3台のデバイス間でファイルコピーも可能
- Razer Pro Click Mini
- 4台までのデバイス切替に対応
- Logicool MX Anywhere 3
- 3台のデバイス切替に対応したコスパモデル
よくある質問(FAQ)
- リモートワーカーにとってトラックボールとマウスはどちらが適していますか?
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リモートワークの作業内容によって異なります。長時間の文書作成やデータ入力の場合、トラックボールは手首の動きを最小限に抑えられるため腱鞘炎予防に効果的です。一方、プレゼンテーション作成など細かい操作が多い場合は、高DPIマウスが精度面で優れています。理想的には両方を用意して使い分けることをおすすめします。
- ワイヤレスマウスの遅延はリモートワークに影響しますか?
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最新の高品質なワイヤレスマウス(特に2.4GHz接続)では、有線マウスとの差はほとんど感じられないレベルです。文書作成やWeb会議、メール作業など一般的なリモートワークであれば、ワイヤレスマウスで全く問題ありません。むしろケーブルレスの快適さが作業効率を向上させます。
- プログラマブルボタンには何を割り当てると効率が上がりますか?
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よく使うアプリケーションや機能のショートカットが効果的です。例えば「コピー&ペースト」「元に戻す/やり直し」「アプリ切り替え」「ビデオ会議のミュート切り替え」などを割り当てると作業効率が大幅に向上します。また、よく使うWebサイトやフォルダの呼び出しをマクロ登録すると便利です。
- 腱鞘炎気味のリモートワーカーにおすすめのマウス・トラックボールは?
-
垂直型マウス(Logicool MX Verticalなど)か大型のトラックボール(Kensington Expertなど)がおすすめです。どちらも手首のひねりを軽減し、自然なポジションで操作できます。併せてリストレストの使用も検討してください。
- Macでリモートワークをする場合の注意点はありますか?
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MacのBluetooth接続は安定していますが、すべてのカスタマイズ機能が使えるとは限りません。MacOS向けのドライバーやソフトウェアが提供されているかを確認し、特にLogicoolやRazerなどのメーカー製品を選ぶと互換性の問題が少ないです。
- 予算5,000円以下でおすすめのリモートワーク向けマウスはありますか?
-
Anker 2.4G ワイヤレスマウスがコスパ良好です。基本的なプログラマブルボタンや人間工学設計が搭載されており、リモートワーク入門用としておすすめです。ただし長時間使用する場合は、将来的により高性能なモデルへのアップグレードを検討してください。
まとめ
適切なマウスやトラックボールの選択は、リモートワークの効率と快適さを大きく左右します。主な選定ポイントは以下の通りです
- 長時間作業では人間工学設計を最優先に
- 精密な操作が必要な場合は高DPIセンサーを選ぶ
- よく使うアプリケーションに合わせたカスタマイズが可能なプログラマブルボタンが便利
- マルチデバイス環境ではデバイス切替機能付きがおすすめ
- 予防医学の観点から、RSI予防のための垂直型・トラックボール型も検討を
あなたのリモートワークスタイルや作業環境に合った最適なデバイスを選び、作業効率と快適さを高めましょう。本記事で紹介した製品はいずれも多くのプロフェッショナルリモートワーカーが実際に使用している信頼性の高いモデルとなっています。